マイホームを購入したら、庭にシンボルツリーを植えたいと考えている方も多いのではないでしょうか。シンボルツリーは、庭のアクセントとなるのはもちろん、見た目以外にもメリットがあります。遊び方や育て方のポイントを知っていれば、シンボルツリーのメリットを最大限に得られるでしょう。
本記事では、シンボルツリーのメリット・デメリットから選び方、人気があるおすすめの樹木10選を紹介します。マイホームにぴったりのシンボルツリーを見つけ、庭をより素敵な空間にするのに役立つ内容です。
シンボルツリーとは?
シンボルツリーとは、家や庭の「象徴」となる一本の木のことです。庭の中心や玄関の周辺など、目立つ場所に植えられることが多く、季節ごとに異なる美しい姿を見せる木が選ばれます。例えば、春には花を咲かせ、夏には緑の葉が茂り、秋には紅葉が楽しめるような木です。
シンボルツリーは、庭の風景にアクセントを加えるだけでなく、家全体の外観を引き立てる効果があります。マイホームに合ったシンボルツリーを選ぶためには、外観や他の植物とのバランスを考えることがポイントです。
また、記念日などにシンボルツリーを植えることで、家族の成長や思い出を重ねる象徴としても、大切にされています。近年では、住宅デザインや風水においても、シンボルツリーが注目されており、さまざまな役割を持っています。

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シンボルツリーを植えるメリット・デメリット
シンボルツリーにはメリットやデメリットがあります。マイホームへ植えることを具体的に検討する前に、メリットとデメリットの双方を確認しましょう。
シンボルツリーを植えるメリット
シンボルツリーを植える4つのメリット
- 家の外観を引き立てる
- 季節の変化を楽しめる
- プライバシーを保護できる
- 環境に優しい
シンボルツリーは、家の外観を引き立てられることがメリットです。庭と建物のデザインに統一感を持たせ、家全体の印象を良くしてくれます。シンボルツリーを植える場所によっても印象は変わり、庭の中心は特に視覚的なアクセントとなります。
四季折々の姿を見せる木を選ぶことで、季節の変化を楽しめることも魅力です。春には花、初夏は新緑、秋には紅葉と、季節の移ろいを感じられます。
シンボルツリーは、視覚的なメリットだけではなく、プライバシーの保護にも効果的です。木が目隠しとなって、外からの視線を遮る役割を果たします。特に常緑樹は、一年を通して葉を茂らせるため、プライバシーの保護に最適です。
緑化によって空気を浄化するので環境に優しく、都市部で気温が上昇するヒートアイランド現象の軽減にも貢献します。さらに、庭に涼しい日陰をつくることで、エアコンなどのエネルギー消費を抑えられるでしょう。
シンボルツリーを植えるデメリット
シンボルツリーを植える4つのデメリット
- 手入れが必要
- 成長による問題
- 病害虫のリスク
- 初期コストがかかる
シンボルツリーは、剪定や落ち葉の掃除など、定期的なメンテナンスが必要です。木が病気にかかったり、害虫の巣になったりすることもあるため、メンテナンスの際に確認しましょう。木の種類によっては、手入れに手間がかかるものもあるため、事前に方法を確認することが重要です。
木が大きく育つと、根が地面を押し上げて建物や配管に悪影響を与える可能性もあります。電線や近隣の家に影響することもあるため、注意が必要です。
また、シンボルツリーの植栽には、費用がかかります。例えば、高さ2メートルの木の場合は、1本あたり2万〜8万円が相場です。加えて、専門家に相談する際には費用が発生します。
シンボルツリーの選び方

シンボルツリーを選ぶ際には、検討するべきポイントが5つあります。
シンボルツリーの選び方5選
- 樹木の種類
- 木の高さ
- つく実や咲く花
- 日当たりの良さ
- 虫のつきにくさ
樹木の種類
シンボルツリーには、常緑樹と落葉樹があります。それぞれの特徴を理解して選ぶと、イメージに合わせた雰囲気をつくりやすくなります。
種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
常緑樹 | 景観が安定する | プライバシー保護できる季節感に欠ける |
落葉樹 | 四季の変化を楽しめる | 落ち葉拾いの手間がかかる | 冬季は目隠し効果が薄れる
常緑樹は、年間を通して葉をつけていることが特徴です。春から冬にかけて、徐々に厚く濃い緑色の葉が増えていきます。葉が一年中あるため、目隠し効果が高いですが、冬も暖かな日差しを遮ってしまうため、植える場所には注意が必要です。
落葉樹は、春から夏にかけて葉をつけ、秋ごろになると落葉します。落葉樹の葉は薄く、明るい緑色をしていることが特徴です。シンボルツリーとして落葉樹を植えれば、自宅の室内から季節の変化を楽しめます。
また、常緑樹と落葉樹には、花が咲いたり果実をつけたりする種類があります。メリットとデメリット、目的に応じてシンボルツリーを選びましょう。
木の高さ
シンボルツリーの高さは、庭や建物とのバランスを考慮して選ぶ必要があります。小さな庭には、あまり背が高すぎる木は不釣り合いです。逆に、広い庭では、低木だと存在感が薄れてしまいます。
シンボルツリーが成長した後の高さも考慮し、建物や電線に影響がないか確認しましょう。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
高木 | 視覚的な存在感が強く庭を華やかにする | 成長しすぎると剪定が大変 |
低木 | 手入れが楽で小さな庭にも適応する | 広い庭では存在感が薄れる |
つく実や咲く花
実をつけたり花を咲かせる木を選ぶことで、庭に彩りや季節感がより増します。果実がなる木は、季節ごとの変化を楽しめるだけではなく、収穫して食べる楽しみも得られるのでおすすめです。
例えば、レモンの木をシンボルツリーとして植えれば、春から夏に花が咲き、秋以降に収穫できます。収穫したレモンを料理に使えば、よりおいしく感じられることでしょう。
花が咲く木は、春や夏に庭を華やかにしてくれますが、花が枯れた後の掃除が必要です。そのため、花が咲く期間や散る時期を考慮する必要があります。
日当たりの良さ
多くの樹木は日当たりがいい場所を好みます。しかし、中には日陰でも育つ種類もあります。
太陽光がよく当たる場所には日差しを好む木を、日陰が多い場所には耐陰性がある種類を選ぶのがおすすめです。庭の日照条件に合った木を選ぶことで、健全な成長が期待できます。
日照条件 | 適した樹木 |
---|---|
日向 | オリーブ、シマトネリコ、 ヤマボウシ |
半日陰 | ソヨゴ、ハイノキ、ジンチョウゲ |
日陰 | ハナイカダ、ツバキ、カクレミノ |
虫のつきにくさ
庭で快適に過ごすためには、虫がつきにくい木を選ぶことも重要です。庭に樹木を植えると、虫が多く発生する可能性があります。虫が多くなると、庭に出づらくなったり、窓を開ける際に不便を感じたりするかもしれません。
そのため、虫除け効果のある香りを持つ種類や、葉や幹に虫が付きにくい特性を持つ木を選ぶのもおすすめです。カイガラムシやアブラムシがつきにくい種類を選べば、メンテナンスも楽になります。

次の章でおすすめ10選をご紹介!
そのほとんどが虫がつきにくい種類です!
人気のシンボルツリーおすすめ10選
「シンボルツリーに人気の木はどんな種類だろう?」と気になる方も多いでしょう。ここからは、特に人気があるシンボルツリーを10種紹介します。庭の雰囲気や手入れのしやすさなどを考慮して、最適な木を選びましょう。
常緑樹
四季を通じて緑を楽しめる常緑樹は、庭に安定感と清涼感をもたらします。以下は、常緑樹として人気の5種類です。
人気の常緑樹5種類
- シマトネリコ
- オリーブ
- キンモクセイ
- ソヨゴ
- ジンチョウゲ
シマトネリコ


特徴 | 詳細 |
---|---|
樹木の種類 | 常緑樹 |
木の高さ | 5~6メートル(剪定で調整可能) |
つく実や咲く花 | 白い小花(春~夏) |
日当たりの良さ | 日当たり~半日陰 |
虫のつきにくさ | 比較的つきにくい |
シマトネリコは、小さな涼しげな葉が特徴で、シンプルな庭やモダンな家によく合います。成長が早く、5メートル以上に達することもあります。しかし、剪定で高さを調整しやすい点が魅力です。
日当たりが良い場所を好みますが、半日陰でも問題なく育ちます。耐寒性にも優れ、メンテナンスが簡単な常緑樹なので、初心者にもおすすめです。
オリーブ


特徴 | 詳細 |
---|---|
樹木の種類 | 常緑樹 |
木の高さ | 2~5メートル(成長はゆっくり) |
つく実や咲く花 | 白い小花(春)、実(秋) |
日当たりの良さ | 日当たりの良い場所 |
虫のつきにくさ | 比較的つきにくい |
オリーブは、ややグレー味を帯びた色の葉と、優美な樹形が特徴で、地中海風の庭にぴったりな木です。実をつけたら、収穫後に塩漬けやオイル漬けにしておけば、さまざまな料理に使えます。
オリーブは乾燥に強く、日当たりの良い場所で最もよく育ちます。ただし、水はけの良い土壌を選ぶことが重要です。常緑樹で成長がゆっくりなので剪定は年に1回程度で十分です。メンテナンスに時間をかけられないという方も、オリーブなら負担が少なく、手軽に楽しめます。
キンモクセイ
特徴 | 詳細 |
---|---|
樹木の種類 | 常緑樹 |
木の高さ | 3~8メートル |
つく実や咲く花 | オレンジ色の小花(秋) |
日当たりの良さ | 日当たり~半日陰 |
虫のつきにくさ | 比較的つきにくい |
キンモクセイは、秋になるとオレンジ色の小さな花を咲かせる常緑樹です。花が咲くと、甘い香りが庭全体を包み込みます。
成長は遅めで、剪定の手間も少ないため、手入れが簡単です。日当たりが良い場所を好みますが、半日陰でも育ちやすく、庭の様々な場所に植えられます。病害虫にも強く初心者にも育てやすい木です。
ソヨゴ
特徴 | 詳細 |
---|---|
樹木の種類 | 常緑樹 |
木の高さ | 3~6メートル |
つく実や咲く花 | 赤い実(秋~冬) |
日当たりの良さ | 日向~半日陰 |
虫のつきにくさ | 比較的つきにくい |
ソヨゴは、柔らかい葉が特徴の常緑樹です。風にそよぐような柔らかな印象があり、ソヨゴという名前の由来になっています。秋になると、かわいらしい小さな赤い実をつけます。
成長は遅めで、剪定の手間が少なく、管理がしやすい木です。日向から日陰まで幅広い条件に適応できるため、住宅が密集しているような都市部や、日当たりが良くないベランダでも育てやすいでしょう。
ジンチョウゲ
特徴 | 詳細 |
---|---|
樹木の種類 | 常緑樹 |
木の高さ | 1~2メートル |
つく実や咲く花 | 白やピンクの小花(早春) |
日当たりの良さ | 日当たり~半日陰 |
虫のつきにくさ | 比較的つきにくい |
ジンチョウゲは、早春に甘い芳香を放つ花を咲かせる常緑樹です。冬でも緑の葉を保ち、春になると白やピンクの花が庭を彩ります。花の香りが強いため、玄関周りに植えると、フレグランスの役割を果たしてくれます。
成長は遅く、剪定の必要が少ないので、手入れが楽です。日当たりがいい場所から半日陰まで幅広く対応でき、耐寒性も高いため、日本の多くの地域で育てられます。
落葉樹
季節ごとの変化が楽しめる落葉樹は、庭に豊かな表情を生み出します。以下は、落葉樹として人気の5種類です。
人気の落葉樹5種類
- アオダモ
- ヤマボウシ
- ヒメシャラ
- ハナミズキ
- ブルーベリー
アオダモ
特徴 | 詳細 |
---|---|
樹木の種類 | 落葉樹 |
木の高さ | 4~8メートル |
つく実や咲く花 | 白い花(春) |
日当たりの良さ | 日当たり~半日陰 |
虫のつきにくさ | 比較的つきにくい |
アオダモは、白い樹皮と美しい葉が特徴の落葉樹です。細長くシンプルな樹形が、庭全体に上品な印象を与えます。春には白い花を咲かせ、秋には紅葉になり、季節感がたっぷりです。
成長がゆっくりで、剪定の手間も少なく手入れが簡単にできます。耐寒性に優れ、日当たりから半日陰まで幅広く対応できるため、庭のシンボルツリーとして人気があります。ただし、風通しの良い場所を好むので、庭に他の樹木などを植えるときは、注意しましょう。
ヤマボウシ
特徴 | 詳細 |
---|---|
樹木の種類 | 落葉樹 |
木の高さ | 5~10メートル |
つく実や咲く花 | 白い花(初夏)、赤い実(秋) |
日当たりの良さ | 日当たり~半日陰 |
虫のつきにくさ | 比較的つきにくい |
ヤマボウシは、初夏に白い花を咲かせ、秋には赤い実をつけます。紅葉も美しく、四季の移ろいを感じられるため、落葉樹の中でも人気の庭木です。果実は食用にもなり、観賞と収穫の両方を楽しめます。
成長はゆっくりで、形が自然と整うため、剪定は年に数回で十分です。基本的には、日当たりが良い場所を好みます。しかし、半日陰でも育てることは可能です。
ヒメシャラ
特徴 | 詳細 |
---|---|
樹木の種類 | 落葉樹 |
木の高さ | 4~8メートル |
つく実や咲く花 | 白い花(初夏) |
日当たりの良さ | 日当たり~半日陰 |
虫のつきにくさ | 比較的つきにくい |
ヒメシャラは、滑らかな樹皮と繊細な葉が特徴で、庭に柔らかな印象を与えます。樹皮の美しさから、冬でも観賞価値があることで人気の落葉樹です。初夏になると白い花を咲かせ、秋には紅葉が楽しめます。
成長は比較的早めです。しかし、剪定で形を整えやすいので、育てにくいことはありません。日当たりが良い場所を好むものの、耐陰性もあり、日差しが強すぎない場所にも適しています。
ハナミズキ
特徴 | 詳細 |
---|---|
樹木の種類 | 落葉樹 |
木の高さ | 4~8メートル |
つく実や咲く花 | ピンクまたは白い花(春)、赤い実(秋) |
日当たりの良さ | 日当たりの良い場所 |
虫のつきにくさ | ややつきやすい |
ハナミズキは、春にピンクや白の花を咲かせ、秋には赤い実と紅葉を楽しめます。さまざまな花や実をつけて華やかなハナミズキは、シンボルツリーとして人気です。四季折々の変化によって、庭に彩りを与えてくれます。
ハナミズキは成長が早い樹木です。しかし、自然な樹形が美しいため、剪定の手間は少なく済みます。日当たりを好み、耐寒性もあるため、寒冷地でも育てやすいでしょう。
ブルーベリー


特徴 | 詳細 |
---|---|
樹木の種類 | 落葉樹 |
木の高さ | 1~2メートル |
つく実や咲く花 | 白い花(春)、果実(夏~秋) |
日当たりの良さ | 日当たり~半日陰 |
虫のつきにくさ | 比較的つきにくい |
ブルーベリーといえば、果実のイメージが強いかもしれません。しかし、春は花が咲き、秋には紅葉も楽しめる、多機能な落葉樹です。もちろん、ブルーベリーの実がなったら、収穫して食べられます。
ブルーベリーは、酸性土壌を好み、日当たりの良い場所でよく育ちます。しかし、半日陰で育てることも可能です。正答してもそこまで大きくならないので、剪定の手間が少なく、手軽に栽培できます。
鉢植えでも育てやすいため、庭やベランダで栽培できることもメリットです。
家に合ったシンボルツリーを植えておしゃれに彩ろう
シンボルツリーは、家の雰囲気をガラッと変える、重要なアイテムです。常緑樹は1年中、葉がついているので、安定した景観を保てます。落葉樹は冬に落葉する樹木で、新緑や紅葉など、季節の移ろいを楽しませてくれます。
庭の環境や手入れのしやすさを考慮しながら、自分たちのライフスタイルに合った木を選びましょう。
フジケンは50年以上にわたって、愛知県の岡崎市エリアにて、注文住宅や分譲住宅をつくり続けてきました。「庭付きのマイホームが欲しい」という方は、ぜひフジケンハウジングサロンへお越しください。住まいのプロが無料で、家づくりの疑問やお悩みにお答えします。
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