耐久性と強さを支える集成材 接合部の強度を高める補強金物 住まいを支えるベタ基礎 地震に強いモノコック構造と耐力パネル 安全性を計る構造計算(耐震等級3)
集成材は板状の木材を張り合わせ角材状にした構造材で、一定の質のものを集めることで強度が安定します。木材はもともと水分を多く含んでいるため、十分に乾燥させることで木材の狂いや割れ、そりの防止を図っています。また製造工程において、木材のもつ大節や割れを除去することで、強度のばらつきが少なくなります。
柱には、筋交いなどの耐力壁の種類や位置によって、強い浮き上がりの力が作用します。このとき、柱が土台や梁から離れ、勝手に浮き上がってしまっては、建物はバラバラになってしまいます。これらの力を計算して、必要な場所に必要な金物を取り付け、建物と一体化して働くようにするのが、柱の補強金物です。また、基礎と建物のズレや引き抜きを防ぐために、基礎と土台、基礎と柱をつなぐ金物も設置します。
ベタ基礎とは建物の真下部部分の全てを鉄筋コンクリートを用いた基礎で施工するものをいいます。全体に鉄筋を施してコンクリートを打設することで、基礎面積が非常に大きく、建物の荷重を基礎全体で分散して受け止めることができます。シロアリの侵入を防ぐことができ、地面からの湿気防止にも役立ちます。
<モノコック構造>
伝統的な「木造軸組構法」は、地震の際、接合部に力が集中し、ゆがみやすいという弱点がありました。フジケンのモノコック構造は、壁全体で外力を受け、バランスよく分散。巨大地震にも変形しにくい高耐震構造です。
<耐力パネル>
耐力壁には阪神大震災後に改正された新基準評価方法で試験を行い、認定を受けた構造用パーティクルボードを採用。これにより面全体に力が分散され、筋かいのみの構造と比べ地震や台風に強い耐久性を実現しました。
優れた材料と工法、それに加え構造計算をかけることにより、耐震等級3を取得。地震保険料が半額になるメリットもあります。